健診科
健診センターの目標
受診者様が健康診断に求めることは、隠れた疾患が無いか、将来病気になる要因が無いか、現在の生活で改善すべきことは無いかなど、受診時の自身の健康に関する情報、および正しい評価です。
更に近年では、職員の対応や施設の充実などを含め、受診者が気持ち良く健診を受けることができる時間も求められています。
健診科職員は、皆様に健診を受診していただくうえで、「安全」「確実」「快適」であることを目標にし、より良い健康診断を提供できるよう心掛けております。
部門紹介
健診科は地域の皆様への健康の取り組みとして、施設内健診では人間ドックや生活習慣病予防健診を初めとした様々な健康診断を、巡回検診では地域の住民検診や学校検診、事業所健診を行っております。
院内の放射線科、検査科、看護部と共に専門職を充実させ、多種の有資格者を確保し、より良い健診業務を行っております。
放射線科
部門紹介
放射線科では、一般撮影・透視撮影・CTなどのX線を利用した検査や、磁気を利用したMRI検査、超音波を利用した検査を実施しています。スタッフは、診療放射線技師13名常勤12名、非常勤1名)、事務員2名の15名で、診療部門と健診部門の業務を担当しています。
主な業務として、診療部門(病院内)では、一般撮影、CT、MRI、超音波検査、X線透視撮影、マンモグラフィ、骨密度測定を、健診部門(人間ドック、住民検診、企業検診、学校検診など)では、胸部・胃部・乳腺のX線検査、骨密度測定、超音波検査(腹部・頚動脈)を実施しています。
認定資格 等
・検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師(日本乳がん検診精度管理中央機構)6名・胃がん検診専門技師(日本消化器がん検診学会)5名・超音波検査士(日本超音波医学会)4名・血管診療技師(血管診療技師認定機構)3名・胃X線検診読影補助認定技師(日本消化器がん検診学会)1名・胃がんX線検診読影部門B資格検定(日本消化器がん検診精度管理評価機構)1名・磁気共鳴専門技術者(日本磁気共鳴専門技術者認定機構)1名・第一種放射線取扱主任者(国家資格)2名・マンモグラフィ検診施設画像認定施設(日本乳がん検診精度管理中央機構)
診療部門 主な使用機器
・デジタルラジオグラフィー(DR)装置(KONICA MINOLTA:AeroDR PREMIUM)・CT装置(GEヘルスケア・ジャパン:Revolution Maxima 64列MDCT)・MRI装置(GEヘルスケア・ジャパン:SIGNA Explorer Newgrade 1.5T)・超音波装置5台(キヤノンメディカルシステムズ:Aplio i700,Aplio 400,Aplio 300 など)・マンモグラフィ装置(島津メディカルシステムズ:SEPIO Stage)・骨密度装置(日立ヘルスケアシステムズ:DCS-600EX-V)
検査科
部門紹介
検査科は、検体検査、生理機能検査、健診検査、採血業務を主に行っています。
検体検査では、生化学検査、血液検査、免疫血清検査、便潜血、・尿一般検査、病理検査などを実施しています。
また、至急検査や休日夜間の検査のも対応しています。病理検査では、細胞診検査や病理組織検査だけではなく、手術中の迅速組織検査も実施しています。生理機能検査では、心電図、ホルター心電図、負荷心電図、肺機能検査、神経伝導速度検査、動脈硬化測定検査、心臓超音波検査などを実施しています。また、健診検査として院内のドック・健診だけでなく、近隣の市町村で行っている乳がん検診(乳腺超音波検査)や子宮がん検診検査も関わっています。採血業務に関しては、外来採血と病棟採血があります。外来採血は、主に検査科で実施し、病棟採血は看護部と協力、連携して実施しています。
検査項目
検体検査・生化学検査・血液検査 尿検査・グリコヘモグロビンA1c検査・便潜血検査・凝固検査・免疫血清検査・輸血検査・細菌検査(外注)・血液ガス検査・迅速検査(リアルタイムPCR、インフルエンザや溶連菌、ノロウィルスなど)
生理検査・心電図検査・超音波検査(心臓・乳腺)・24時間心電図検査・負荷心電図・眼底検査・肺機能検査・動脈硬化測定検査・神経伝導速度検査・Co濃度検査・聴力検査
病理検査・細胞診検査・迅速病理検査・病理組織検査
リハビリテーション科
部門紹介
当院リハビリテーションには、理学療法・作業療法・言語聴覚療法・摂食機能療法があります。スタッフは、理学療法士12名, 作業療法士6名, 言語聴覚療法士1名, 助手2名で 『明日も来たくなるリハビリ室』を目指しリハビリを行っています。
施設基準
・脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ・運動器リハビリテーション料Ⅰ・呼吸器リハビリテーション料Ⅰ・がん患者リハビリテーション料
取得資格
・3学会合同呼吸療法認定士 4名・糖尿病療養指導士 1名・心不全療養指導士 1名
リハビリの対象となる患者様
・脳血管障害(脳梗塞,脳出血など)・内部障害(肺炎・肺気腫, 心不全, 糖尿病, 感染症など)・運動器疾患(骨折, 変形性関節症, 脊椎疾患など)・外科手術前後・悪性腫瘍(化学療法, 緩和治療)
リハビリを受けるには
・医師の診察・リハビリ依頼が必要です。
栄養科
部門紹介
治療食の提供入院中の患者さまには、個々の治療に沿ったお食事の提供、そして食べる楽しみを支えるお食事の提供に努めています。
栄養相談栄養管理を治療の基本とし、入院・外来の個別栄養相談を行っています。生活習慣病をはじめとし、消化器術後や化学療法中の食欲低下・体重減少に対する相談なども受けつけています。
栄養サポートチームによる回診医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師、そして私たち管理栄養士が、患者さまの栄養状態の向上を目指し、活動を行っています。それぞれの専門性を活かし、情報を共有化することでチーム一丸となり、病気の治療をバックアップします。
糖尿病教室医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、管理栄養士が講義や実習を行い、糖尿病治療を応援します。各職種が年間、3~4回の講義を担当しています。
薬剤科
部門紹介
薬剤科は、調剤業務・病棟業務・医薬品管理業務・DI業務・院内各種委員会への参加など様々な業務に取り組んでいます。
主な業務内容
1. 調剤業務 医薬品を医師の処方箋に基づき特定の分量・用法に調剤する一方、量・服用方法・飲み合わせなどを確認(監査)し、必要のある方には薬に関する指導も行っています。入院中の患者様への、内服薬の一包化や注射薬のセットなども行っています。また、清潔な環境のもと、中心静脈栄養剤や抗がん剤の無菌的な調製を行っています。
2. 病棟業務 病棟では各科担当の薬剤が病棟薬剤業務・服薬指導業務を行っています。入院の患者様の持参薬の管理・処方管理・お薬に関する問い合わせへ対応し、病棟の薬剤管理にも携わっています。患者様へのお薬の説明の際は、薬剤師がベットサイドまで行き、薬の説明を行っています。
3. DI(医薬品情報)業務 医師など他のスタッフからの医薬品に関する問い合わせ等に、迅速に対応するために医薬品に関する情報を収集して管理しています。そして、それらの情報を理解しやすい形にして他の医療スタッフに提供しています。
4. 医薬品管理業務 医薬品を良い状態で使用できるよう管理する一方、法律に基づいた管理を行っています。院内各部署への医薬品の供給や管理も行い、院内における医薬品の適正な管理に努めています。
5. 院内各種委員会への参加 薬の専門家としてそれぞれの委員会へ参加し、 薬理学的な面から提言しています。【主な委員会】薬事委員会、医療安全管理委員会、感染対策委員会、化学療法委員会、褥瘡委員会、NST(栄養サポートチーム)など
6. 教育・研修 院内における糖尿病教室や新人職員への教育などを行っています。講演会、研修会への参加や各種認定資格の取得など、薬学・医学に関する知識の吸収に努めています。
医療連携室
医療連携室では、地域の医療機関や福祉機関などからの紹介患者さまを、スムーズにお受け入れするための調整や、地域医療機関の先生方と当院をつなぐ、連携の窓口としての役割を担っております。
主な業務内容
紹介患者さまの受付・案内
紹介患者さまの診察・入院・検査などの予約調整・診察・入院については随時受付・検査依頼内容放射線検査(MRI CT 腹部超音波 胃・大腸内視鏡 骨密度 X-P ) 生理検査(心臓超音波 ホルター心電図 呼吸機能 脳波 神経伝導速度) 内視鏡検査(胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査) 栄養指導
紹介元医療機関への結果報告・情報提供と管理・検査依頼の結果報告・紹介元への報告・返書の管理
他医療機関への予約調整・他科受診・転院
連携室便りの作成
セカンドオピニオン予約調整
ME室(臨床工学技士)
当院のME室では、院内ラウンド・医療機器の操作・保守点検管理業務として、人工呼吸器(マスク式NPPV、麻酔器含む)、除細動器(AED含む)、生体情報モニター(チャンネル管理含む)、輸液・シリンジポンプ(緩和ケア用PCAポンプ含む)および低圧吸引機だけでなく、バッグバルブマスク、カフ圧計も中央管理(バーコード管理)をしています。
またペースメーカの植え込み介助、チェック(遠隔モニタリング・MRI撮像含む)や、腹水ろ過濃縮再静注法(CART)および必要時には持続的血液透析ろ過療法(CHDF)や、PMX-DHP(エンドトキシン吸着療法)、手術創部の早期NPWT療法などの臨床業務も実施しています。
さらには、各種医療機器の操作方法など他職種向け勉強会の開催も行っています。
以上のように医療機器が常に正確に安全に使用できるように日々保守点検を行い当院の高度医療の発展に寄与し社会貢献に努めています。
臨床工学技士とは
昭和62年6月2日制定、昭和63年4月1日施行された(臨床工学技士法)国家資格を有する医療技術者です。臨床工学技士の名称を用い、医師の指示のもと生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業務とする者をいいます。生命維持管理装置とは人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、又は補助することが目的とされている装置をいいます。(人工呼吸器、人工心肺、血液透析、ペースメーカ、ICD等)これらの装置を操作及び保守点検するとともに、院内の様々な医療機器(シリンジポンプ、輸液ポンプ等)を中央管理し医療資源の有効活用や点検整備された医療機器の臨床への提供などの役割を担います。
医事課
部門紹介
医事課とは窓口業務やクラーク業務、医療費の請求業務を扱う部署です。
窓口業務病院に来院された患者様が最初に訪ねる総合窓口では、痛みや不安を抱えて来院される患者様に、少しでも和らいでいただける対応を心がけています。 様々な窓口となっているため、ご不明な点がございましたらお気軽にお声掛けください。
医事課の業務内容受付業務 外来受付、入院受付、各種精算、保険情報確認、書類受付、面会受付、予防接種受付、入院案内など 会計業務 外来請求、入院請求、自賠責請求、労災請求など クラーク業務 外来クラーク、整形クラーク、病棟クラーク
入院係・病棟クラーク入院患者様の入退院受付、請求業務を行っております。クラークが医療行為の会計を電子カルテに取り込み、入院係がその会計をチェックし、正確かつ迅速な処理を心掛けております。
診療報酬請求業務医事課職員の専門性を生かした業務として、1ヶ月の診療内容をまとめた診療報酬明細書(レセプト)を作成し保険者へ請求する業務があります。
ミス等がないように日々取り組んでおります。
職員の接遇やマナーの教育を行い、いつも笑顔で患者様をお迎えできるよう心掛けたいと思います。
患者・家族支援相談室
部門紹介
患者・家族支援相談室は当院をご利用されています患者・家族様からのご相談をお受けしており、行政機関や地域の医療機関・介護事業所との連絡調整なども行っております。
患者・家族支援相談室では、社会福祉士の資格を持ったMSW(医療ソーシャルワーカー)が医療とは違った視点から患者・家族様の支援を行っています。
MSW(医療ソーシャルワーカー)とは
病院へ通院や入院をされている患者様やそのご家族、またこれから病院にかかろうとする方々が安心して治療に専念できるよう、妨げとなるような諸問題について一緒に考え、解決するための支援を社会福祉の立場から行う専門職です。
ご相談の内容は、受療受診や入院相談・転院や施設への入院入所相談・社会福祉制度などの利用に関する相談・治療による金銭的、心理的な相談・在宅療養に関する相談・どこに相談をしたら良いか分からないことなど様々なご相談をお受けしております。