地域医療支援病院について
地域医療支援病院の役割
地域医療支援病院としての役割は、地域におけるかかりつけ医や医療スタッフを支援するために、当施設の一部開放や医療機器の共同利用、救急医療の充実、そして地域の医療従事者への資質の向上のために研修を開催し、地域全体の医療技術の向上を目指すものです。
地域医療支援病院の承認要件
1.他の医療機関から照会された患者に対する医療の提供を行っていること(紹介率が原則80%以上)2.病床・光学医療器械等の共同利用を実施していること3.救急医療の提供を行っていること4.地域医療従事者の資質の向上のために研修を実施していること5.原則200床以上であること6.必要な要件を満たした構造設計を有すること
域医療支援病院と地域医療機関との連携
二次医療圏内を診療範囲とする地域医療完結型医療の核となる病院
地域完結型医療の大きな特徴は、異なる医療機関同士が連携して患者さまの診療にあたることです。
ひとつの病院が初期の治療から回復期医療まで行うよりも、それぞれの専門に特化している病院同士が連携しながら、お互いの医療機関が持つ特性を生かした効率的で質のよい医療を提供することが可能です。
患者さま一人に対して十分な数のスタッフが治療にあたることができるので、従来よりも円滑な治療が実現可能となります。
診療体制の強化病院
救急医療と入院診療に重点を置いた診療体制をとる病院であることです。
・救急医療の提供・24時間365日体制で重症救急患者を受け入れる・入院診療を支える所要設備・施設・急性期病院としての諸機能の保有
地域医療システムの構築
かかりつけ医との役割分担を明確にして病診連携を維持することにより、地域医療システムを構築していきます。
・紹介患者中心の診療体制の構築・病院の有する諸機能を共同利用する体制の構築・登録医制度の構築・かかりつけ医との情報共有化システム
水先案内人
地域医療の水先案内人として情報公開を率先して開示していくことです。
・診療諸記録の適切な管理と運用および閲覧の実施・苦情処理への適切な対応・医療に関する相談窓口の設置・運用
病院運営の透明化
病院運営を透明化することを推進しています。
・病院の管理・運営に関する諸規則の適切な管理と閲覧の実施・地域医療支援病院委員会の設置