診療部門
MRI装置
GEヘルスケア・ジャパンMRI(磁気共鳴断層撮影装置) (超伝導方式 磁石の強さ:1.5テスラ)
MRI検査について
・MRI装置はトンネルがある大きな磁石であり、トンネルの中で電波(ラジオ波)を身体に当てて検査を行います。・放射線を用いない比較的安全な検査です。・検査に痛みはありませんので、安心して検査をお受け下さい。・検査中はお体(特に検査する部位)が動かないよう、力を抜いて楽に寝ていて下さい。(念のため、検査中は呼出ブザーを手に持っていただきます)
重要事項
・以下に該当する方は、MRI検査を受けられません。 a. 心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)を体内に入れている方(MRI対応機器は受けられる可能性があります。) b. 電子装置(人工内耳、可変圧式バルブシャント、神経刺激装置など)を体内に入れている方。 c. 金属ステント(術後2ヶ月未満)、美容整形の金糸を入れている方。 d. 妊娠している、またはその可能性がある方
・以下に該当する方は、あらかじめ主治医の確認が必要です。 a. 脳動脈瘤クリップが埋め込まれている方 b. 消化管内(胃や腸など)にクリップがつけられている方 c. 手術などにより、体内に金属製の人工物が埋め込まれている方 d. 磁石を利用した人工物(義眼、義歯など)を身につけている方 手術・処置等を受けた医療機関に、MRI検査の可否についてご確認をお願いいたします。
・以下に該当する方は、MRI検査にあたり注意が必要です。 a. 狭い場所が苦手である、または大きな音が苦手である方 b. いれずみ、アートメイクがある方 c. 金属加工の職業歴がある方 d. 事故などで体内に金属が残っている方
MRI検査前の確認事項について
・検査室には金属のものは持ち込めません。金属探知器で確認の上、外していただく場合があります
MR装置での検査時間(トンネル内に入り撮り始めてからの時間)
検査部位 | 検査時間(造影剤なし) | 追加時間(造影剤あり) |
---|---|---|
頭・脳血管・内耳道 | 15~20分 | +10分 |
脊髄(頸椎・胸椎・腰椎)1部位につき | 15~20分 | +10~20分 |
腹部(息止めできる方) | 20~30分 | +10~20分 |
骨盤腔 | 20~30分 | +10~20分 |
四肢・関節 | 20~30分 | +10~20分 |
CT装置
GEヘルスケア・ジャパン Revolution Maxima(64列MDCT)
CTとは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略で、身体にエックス線を照射し、通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することにより体の内部を断面として画像化する検査です。
64列MDCT(Multi Detector-row CT)の特徴1.高速かつ広範囲撮影が可能.(撮影時間、胸部,約3~4秒、胸腹部,7~8秒)2.画質の向上、被ばく線量の低減.(約40%減)3.検査領域の拡大.(心臓,冠動脈CT)4.1回の撮影で任意のスライス厚の再構成が可能.(最大10mm、最小0.625mm)5.良質な3D画像が容易に作成可能
超音波診断装置
キヤノンメディカルシステムズ 超音波診断装置
超音波検査とは・・・
人の耳では聞こえない高い周波数の音(超音波)を利用して、体内の様子を描出し形態や機能を調べる検査です。(普通、人間が聴取可能な音の範囲は20~20,000Hzくらいです。)
主な検査部位
腹部・・・肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣など
体表・・・乳腺、甲状腺など
血管・・・頸動脈、四肢動脈・静脈、腹部大動脈など
心臓・・・当院では検査科(生理検査室)で行っています。
検査時間
検査部位や受診される方の状態によっても異なりますが、通常10分~30分程度です。
検査方法
検査部位にゼリーをつけ、プローブという小さな機械を体に押し当てて検査します。検者の指示により息を止め 、 呼吸による臓器の動きを止めて観察します。
検査の長所1.特別な準備を必要とせず検査が受けられます。2.検査による痛みや生体への影響がほとんどありません。3.1回の検査で多くの臓器を観察できます。4.リアルタイムでの画像観察が可能です。
検査の欠点
空気の多い臓器(肺など)骨の検査、また空気や骨の裏に隠れた臓器の検査は困難です。
超音波の減衰の影響で、肥満者の検査は困難な場合もあります。
マンモグラフィ装置
島津メディカル マンモグラフィシステム/ 富士フイルムメディカル デジタルX線画像/富士フイルムメディカル デジタルマンモグラフィCAD
マンモグラフィは、乳房専用のレントゲン検査です。
透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く伸ばして撮影します。乳房のなるべく多くの部分を撮影するため、また少ない放射線量でがんと正常部分の区別がつきやすい画像を作るためです。
当院では、女性技師が撮影を担当しております。
健診部門
健診センター
コニカミノルタ 胸部X線撮影装置
富士フイルムヘルスケア X線透視撮影装置(2台)
健診センターでは、デジタル画像によるエックス線画像診断システムを導⼊しています。
デジタル画像は、様々な画像処理が可能で病変の発⾒に有益です。また、読影は画像診断の専⾨医である放射線科医が⾏っています。
1.2020年9月より新しいエックス線透視撮影装置を導入しました。従来のものと比べ、被ばく低減機能技術が充実し、少ない線量での撮影が可能となりました。また画像処理能力の向上により、さらに高画質で鮮明な画像を得られるようになりました。2.胸部エックス線撮影装置は、平面検出器FPD(フラットパネルディテクター)を採⽤しています。新しい画像処理技術の導入により、さらなる⾼画質化と被ばく線量の低減が可能になりました。3.画像観察装置には、⾼精細モニターを導⼊しています。
院外検診(胃部検診車)
富士フイルムヘルスケア 胃部集団検診X線システム
2020年9月に胃部検診⾞内の装置を更新しました。1.従来の装置と比較し、より高画質で鮮明な画像を得られるようになりました。2.寝台が大きくなり、撮影の為の体位変換が以前よりも容易となりました。3.⾃家発電装置を搭載し、モニターでの診断ができる装置なので、ライフラインの途絶えるような災害時などには移動エックス線撮影⾞として対応できます。
院外検診(マンモグラフィー検診車)
GEヘルスケアジャパン フラットパネルディテクタ搭載乳房X線診断装置
1.2022年4月にマンモグラフィー検診車内の装置を更新しました。2.検査は女性技師が担当します。3.日本乳がん検診精度管理中央機構の施設画像認定を受けています。
以下の項目に該当する方は受診できません。・妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方・乳房再建術または豊胸術をされている方 (シリコン注入・シリコンバック・生食バック・ヒアルロン酸・脂肪注入等)・心臓ペースメーカーを装着している方・CVポート(薬液注入器具)やV-Pシャントなどの医療機器が前胸部に入っている方・授乳をしている方、断乳後6ヶ月未満の方・インスリンポンプや持続グルコース測定器を付けている方
次の方は申し出て下さい。・乳房手術後5年以内の方(正確な診断ができない可能性があるため、手術をされた医療機関での検査をお勧めしています。)
院外検診(胸部検診車)
富士フイルムメディカル デジタルX線画像診断装置(車載用)
当施設では、平面検出器FPD(フラットパネルディテクター)装置を搭載した胸部デジタル検診車を導入・稼動しています。
胸部デジタル検診車(FPD装置搭載車)のメリット 1.CR(コンピューテッドラジオグラフィー)装置に比べ撮影時の被ばく線量を減少させることが可能です。 2.病院などの施設内で撮影された画像と同等の画像による診断ができます。 3.デジタルでの画像保管であるため、過去画像の検索が容易で比較しながらの診断が可能です。 4.モニタ上で、画質の調整を行いながら診断ができます。 5.撮影後瞬時に撮影画像が確認できます。
院外検診(超音波骨密度測定装置)
富士フイルムヘルスケア 超音波骨密度測定装置
1.超音波で骨密度を測定し骨粗鬆症のリスクを予測する装置です。 2.超音波による骨評価は、かかとの部分に超音波を当てて、その通過する様子から骨の強さを調べます。 3.測定時間は約2秒です。 4.痛みはありません。 5.X線を用いずコンパクトサイズであるため、どんな場所でも検査を行うことが可能です。